姿勢の良い座り方をしていると、とても清潔感があり、美しさを感じます。
子供の頃から意識して椅子やソファ、クッションで座る癖をつけないと、猫背になったり、骨盤を立てて座れません。
姿勢の良い座り方を身に着け、姿勢美人を目指して頂くために、ここでは、姿勢の良い座り方の例を動画でもまとめましたので、参考にして頂ければと思います。
姿勢のいい座り方の見本をお見せします
わかば鍼灸接骨院では、「姿勢」や「骨盤の歪み」に関しては、常に患者様にも気にして頂くようにお話させて頂いております。
身体の中心に当たる部分は「骨盤」が中心になります。
背骨が曲がった座り方は、骨盤が傾いた状態になりますので、姿勢と骨盤に歪みが生じてきます。
骨盤を立てて座るようなイメージができれば、自然と姿勢が良くなってくるものですが、実際の座り方の見本があった方がイメージしやすいかと思いますので、一つずつ解説を加えながらお伝えしていきます。
姿勢のいい座り方 床であぐらや三角座りをする場合
写真の通り、背骨が曲がった状態であぐら座りをしてしまうと、実は腰に大きな負担をかけてしまう事になります。
また、あまり意識されていませんが、顔も前に出てしまった状態になりますので、首にも大きな負担がかかっている状態です。
あぐらで膝の当たりに腕をついてしまうと、写真のような姿勢になりがちですので、姿勢良くあぐらで座ろうと思う場合には、
「意識的に背骨を伸ばす」
という事を、通常よりも意識を持つようにしましょう。
また、背骨を伸ばすと同時に意識してほしいポイントが2点あり
- 骨盤を立てるイメージ
- 骨盤の上に頭がくるイメージ
を持つ事を意識してみて下さい。
三角座りも、あぐらと同じです。
腕を膝で組むので、あぐらいじょうに背骨が曲がってしまい、骨盤の位置が傾きやすくなってしまいます。
画像の通り、背骨があぐら座りの時よりも曲がってしまいますが、三角座りの特徴上、どうしても骨盤が後ろ側に倒れやすい状態になりますので、きれいに背筋を伸ばして座るのは難しいので、出来れば長時間の三角座りは避けたほうが良いでしょう。
姿勢のいい座り方 椅子に座る場合
続いて、椅子に座る場合ですが、上記の写真で言えば、右側の背中付近に椅子の背もたれがあると想像して頂きたいのですが、画像では浅く座った上に、背もたれに持たれているイメージです。
この時に、お尻と背もたれと背中の三点を結ぶと「空白の三角形」が出来てしまいますので、この状態だと、腰への負担が大きいですし、顔が前に突っ込んでしまっていますいので、首への負担も大きくなり、肩こりの原因にも繋がります。
デスクワークでも同じですが、長時間パスコンを打つ方の姿勢も仕事中に背もたれに持たれた状態で作業をする方が圧倒的に多いですので、しんどくなりやすいです。
椅子の座り方については、
デスクワーク続きで姿勢が悪化し腰痛に!根本的な解決はどうすれば良いの?
でもまとめていますので、合わせて確認して下さい。
姿勢のいい座り方 デスクワークや勉強中に注意したいポイント
姿勢良く椅子に座る方法として、意識してほしいのは
「骨盤を立てるイメージを持つ」
という事です。
この画像のような状態の場合は、背もたれと少し距離があきますので、背もたれに持たれる事は出来ませんので、普段から背もたれにもたれて仕事をしている人には違和感があるかもしれませんが、逆に背もたれを使わない方がきれいな姿勢を取ることが出来るという感覚を憶えていきましょう。
結果的に、骨盤を立てて座り続けた方が、身体への負担は少なくて済みますので、是非意識してみて下さい。
骨盤を立てると反り腰の違い
骨盤を立てるという事と、反り腰の違いが分からないという方も多いですが、イメージとしては
「足を引き付けて立って、頭のてっぺんを上にキュッと引っ張られているような感覚」
が、骨盤を立てるという事であって、決して後ろの方に腰を極端に反るような状態は反り腰ではありませんので、違いをご注意下さい。
骨盤が立ちにくく、反り腰の姿勢になりやすい原因として、「足のつま先が外掛を向いている」という状態が挙げられます。
足の爪先が極端に外掛を向いていると、やっていただくとわかりやすいのですが、骨盤が後ろ側に倒れやすい姿勢になってしまいます。
このような姿勢だと、猫背にもなりやすいですので、まずはつま先の向きを前に向けるようにして頂くだけでも、骨盤が立ちますので、姿勢も全く変わってきますので、お試し下さい。
座っている時も同じで、足の爪先が外に向かないように、太ももを閉めるようにして、外側につま先が向かないように意識して下さい。
画像のように、太ももが開いてくると、どうしても人の身体は緩みが出てしまいますので、背骨が曲がってきて、結果的に姿勢も崩れてきますので注意して下さい。
あと一つ注意したいのが、座っている状態で無理に胸側の力を入れていくと、逆に反り腰のような状態になりがちです。
腰を無理i立てている状態は、筋肉も力が入りっぱなしになりますので、腰を痛める原因になりますので、気をつけましょう。
反り腰かも知れない人にありがちな姿勢
また、反り腰になりやすい人のタイプのもう一つの例が「内股になりがちな人」です。
内側に足が入ってくると、お腹の方がぽっこりと出てきやすくなります。
血行不良になるので注意!ソファーやクッションに座る時に注意したい事は?
腰痛になりやすい方に多いのが、ソファーやクッションに長時間姿勢を悪くして座っている事が多いです。
実はデスクワークをしている方よりも、ソファーやクッションの方が、柔らかいので身体が沈みがちになり、骨盤が後ろ側に傾いてしまう姿勢になりがちです。
ソファーの場合は、椅子とは違って逆に「背もたれに近づくようにする」事で、身体が沈んでしまった分もぴしっと背中とお尻で支える事ができ、良い姿勢を保ちやすくなります。
クッションは座り方が難しいですが、なるべく姿勢が崩れないような座り方をするように心掛けて下さい。
三角座りやあぐらの時と同じように、クッションの上でも腰骨を立てるというイメージで背筋を伸ばすようにして下さい。
姿勢のいい座り方の例!骨盤を立てる立ち方と合わせて覚えよう! まとめ
以上で、日常生活で考えられるシーンで姿勢良く座るにはどうすればよいか?をパターンに分けてまとめてきました。
画像やテキストで伝わりにくい部分は、動画を作成していますので、合わせてご覧いただき、参考にして骨盤を立てる座り方、立ち方をマスターして頂ければと思います。