パソコン作業を続けていると、午後になるにつれて首から肩が重くなる。仕事が終わるころには肩甲骨の内側まで張り、頭がすっきりしない——。デスクワーク中の肩こりは、同じ姿勢が続くことや、画面を見る姿勢、作業環境、運動不足など複数の要素が重なって生じることがあります。
この記事では、デスクワークで肩こりを感じやすい理由、仕事中に見直したいポイント、無理なく行えるセルフケア、医療機関へ相談したほうがよい目安を、門真市・古川橋のわかば鍼灸整骨院が分かりやすく解説します。
デスクワークで肩こりが起こりやすい理由
日本整形外科学会は、首や背中が緊張する姿勢、猫背や前かがみ、運動不足、精神的なストレス、長時間同じ姿勢をとることなどを、肩こりに関係する要素として挙げています。デスクワークでは、これらが同時に起こりやすいことが特徴です。
1. 頭が身体より前に出やすい
画面をのぞき込む姿勢では、頭が胴体より前に移動しやすくなります。頭を支えるために首の後ろから肩、背中にかけての筋肉が働き続け、張りや重だるさにつながる場合があります。
2. 肩甲骨を動かす機会が減る
キーボードやマウスを使う時間が長いと、腕の位置がほぼ固定されます。肩甲骨まわりの動きも小さくなりやすく、肩だけでなく背中側にもこわばりを感じることがあります。
3. 座り姿勢が崩れる
長時間座っていると、骨盤が後ろへ倒れ、背中が丸くなりがちです。反対に、腰を必要以上に反らして姿勢を保とうとする方もいます。どちらも同じ姿勢を長く続けるほど、首や肩への負担が偏りやすくなります。
4. 目の疲れや緊張が重なる
細かい文字を見続ける、締め切りに追われる、休憩を取らずに集中するといった状況では、無意識に肩へ力が入ることがあります。肩をすくめた状態が続いていないか確認してみましょう。
まず確認したいデスク環境の5項目
- 画面の高さ:顔を大きく下へ向けずに見られる高さか
- 画面との距離:文字を見るために身体を前へ寄せていないか
- 肘の位置:肘や前腕を支えられ、肩が上がっていないか
- 足元:足裏が床または足台に安定して着いているか
- 作業時間:同じ姿勢のまま長時間作業していないか
「正しい姿勢を一日中維持しよう」と力む必要はありません。ひとつの姿勢を固定するより、姿勢をこまめに変え、短時間でも身体を動かすことが大切です。
仕事中に行いやすい3つのセルフケア
肩をすくめて、ゆっくり下ろす
息を吸いながら両肩を耳へ近づけ、息を吐きながら力を抜いて下ろします。勢いをつけず、3〜5回を目安に行います。
胸を開いて肩甲骨を動かす
両肘を軽く後ろへ引き、胸の前を開きます。腰を大きく反らさず、気持ちよく呼吸できる範囲で10秒ほど保ちます。
一度立って歩く
飲み物を取りに行く、コピー機まで歩くなど、短時間でも座位を中断します。厚生労働省の「アクティブガイド2023」でも、座りっぱなしを避け、今より少しでも多く身体を動かすことが勧められています。
注意:強い痛みやしびれが出る動きは中止してください。痛みを我慢して強く伸ばす必要はありません。
セルフケアだけで様子を見ないほうがよい場合
肩こりのように感じても、首の病気や肩関節の問題などが関係している場合があります。次のような症状がある場合は、整形外科などの医療機関へ相談してください。
- 腕や手にしびれ、力の入りにくさがある
- 痛みが急に強くなった、または悪化が続いている
- 転倒や事故のあとから首・肩が痛む
- 強い頭痛、吐き気、発熱などを伴う
- セルフケアを続けても日常生活や睡眠に支障がある
詳しくは「肩こりで受診を検討したいサイン」でも解説しています。
門真市・古川橋でデスクワークの肩こりにお悩みの方へ
同じデスクワークでも、首が前へ出やすい方、背中が丸くなる方、左右どちらかの肩へ負担が集中する方など、身体の状態は一人ひとり異なります。
わかば鍼灸整骨院では、肩だけを強く揉むのではなく、姿勢、首・肩の動き、肩甲骨まわり、骨盤を含めた身体全体の状態を確認し、施術方針をご説明します。慢性的な肩こりは自費施術となります。症状によっては医療機関への受診をご案内します。
よくある質問
肩を回すと音が鳴ります。回しても大丈夫ですか?
痛みやしびれを伴わず、無理のない範囲で動かせる場合は、音だけで過度に心配する必要がないこともあります。ただし、痛みが強い、動かしにくい、腫れがある場合は医療機関へご相談ください。
温めるのと冷やすのはどちらがよいですか?
慢性的なこわばりでは温めると楽に感じる方がいます。一方、急に痛めた直後や腫れ・熱感がある場合は対応が異なります。判断に迷う場合や症状が強い場合は、自己判断を続けず専門家へ相談してください。
どれくらいの頻度で休憩すればよいですか?
決まった時間を守ることより、「長時間同じ姿勢を続けない」仕組みを作ることが重要です。作業の区切りごとに立つ、電話中は姿勢を変えるなど、続けられる方法から始めてください。
参考情報:日本整形外科学会「肩こり」/厚生労働省「アクティブガイド2023」
本記事は一般的な情報提供を目的とし、個別の診断や治療を代替するものではありません。



